映画漬け。(映画のレビュー/評価・感想・採点)

僕が鑑賞した最新映画・過去の名作映画について、感想のシェアと評価をさせていただく、レビューブログです。

今さら、アナ雪。

こんにちは!

今回は何の映画の話をしようかと考えた結果、タイトルの通り、本当に今さらなんですが、これは避けられないだろうという事で、
ディズニーの大ヒット作「アナと雪の女王」を観てきました。 
 
日本では興行収入250億を突破し、
千と千尋の神隠しタイタニックのビックタイトルに続き歴代3位という、
まあものすごい映画です。 
 
単純な感想ではなく、特殊な視点で語りたいとは思うのですが、 簡単にあらすじを。 
 
 ある王国の国王一家の娘エルサとその妹アナはお城の中で平穏に暮らしていた。
しかし、エルサは氷を操る魔法の力を生まれながれにして備えており、成長と共にその力を操れなくなってくる。 
 
力を隠そうとした国王夫妻は、エルサを仲の良かった妹アナと離すようになり、お城を外の世界から遮断するようになっていった。
 
数年後、国王は事故でなくなり、いよいよ城門が開けられ、エルサは女王として、戴冠する日を迎える。
 
最初は必死に力を抑えていたエルサだが、感情が揺れ動いてしまい、アナや大衆の前で氷を操る能力を出してしまう。 
 
その時、姉の魔法の力を知ったアナはエルサを必死に止めようとするが、エルサは山の奥の方へと逃げて行ってしまった。
 
魔法の力により永遠の冬となってしまった王国。状況を打開するため、アナはエルサを目指し山を登り始めるが…
 
とまあこんな感じです。
実は結構いたって普通のストーリーなんですね。
 
そんなアナ雪が何故ここまで成功したのか?
私なりの考えをポイント毎に紹介したいと思います。
 
簡単にまとめると、
①ディズニーの広告戦略の成功
②2人のヒロイン
③映像のクオリティ
 
この3点ですね。
 
まず、①ディズニーの広告戦略について。 これはもう想像つくとは思いますが。
 
そう、あのCMです。
 
「Let it go」ですね。
あのフレーズが頭から離れなかった、
という方も多いのではないでしょうか。
 
あえて物語で一番盛り上がる場面を、1曲まるごと事前にお見せしてしまっているわけです。
 
これってすごいですよね。
映画の宣伝って大体は続きが観たくなるような、盛り上がるポイント1歩手前のダイジェスト、
 
ってのが非常に多いんですが、 
このアナ雪は、あえて1番盛り上がる場面を先に観せて、
「どういう流れでこの場面になるのだろう?」「この後はどうなっていくのだろう?」
 
と多くの人に思わせたところに、戦略のうまさがあります。
今までにあまりない戦略ですね。
ディズニーの作戦勝ちといった所です。
 
 
次に②のヒロインが2人という点について。 
ディズニー映画の多くが、主人公2人の愛の物語という構成になっています。
 
しかし、今回も恋愛要素がないわけではないですが、あくまでエッセンス程度。
メインは姉エルサと妹アナの愛と信頼がテーマになっているわけです。
男の友情はありえても、女同士の愛情が特にディズニーで扱われるのは今までにあまりないのではないでしょうか? 
(キリスト教団体からは同性愛を助長すると批判もあるようですが。) 
 
これでもか、と姉妹の絆にフォーカスした新しさが、今までのディズニーファンに加え観客の裾野を広げ、ここまでのヒットに繋がったと考えられます。
 
 
③映像のクオリティについて。
ディズニーはいつもといえばいつもなんですが、今回もかなり映像のクオリティが高い。 キャラクターの表情、 氷や雪の動き、風景。
全ての完成度が高いです。 
特にエルサの魔法による、雪や氷の動きや表現は、数年を費やして映像のノウハウを構築したというのだから驚きです。
ストーリー無視して、映像だけ観にきても 、全然楽しめます。冗談抜きで。 
最新の映像を、3D2Dの両方で楽しめる点。非常に注目のポイントです。 
 
 
さて、3点挙げさせていただきましたが、
以上が僕の考えです。
 
これらの要因があって、今回「アナと雪の女王」ここまでの大ヒットを記録していると考えられます。
 
このブロクを見て、少しでも映画館に足を運んでくれる人が増える事を望みつつ、
どんどん更新していく予定です。
 
また近いうちに更新します。
今回はこの辺で。
それでは!